https://mainichi.jp/articles/20180517/k00/00e/040/227000c

　ＪＲ東日本は１７日、防犯カメラを車内に設置した山手線車両（Ｅ２３５系）を東京総合車両センター（東京都品川区）で報道陣に公開した。１９日の営業運転から走行する。同線は１日平均約７９万７０００人（２０１６年度）が利用する首都圏の大動脈。同社は２０年東京五輪・パラリンピックに向け、全５０編成（５５０両）への設置を進める。

　防犯カメラは１車両に４台を設置し、車内全体を撮影できる。作動中であることを乗客に告知するステッカーも掲示する。映像は１週間の保存期間後に消去し、「捜査機関からの提供要請などには内規と法律に従い、厳密に対応する」（同社広報部）としている。

　１５年６月に起きた、東海道新幹線放火事件が契機となり、在来線でも防犯カメラの設置が進んでいる。首都圏では京王、東急電鉄、都営地下鉄などが続き、東京メトロも１８年度からの車両設置を計画している。【高橋昌紀】



ドア上部に防犯カメラ（右上）が設置されている山手線のＥ２３５系通勤型車両＝東京都品川区で２０１８年５月１７日午前１０時２４分、竹内紀臣撮影


山手線のＥ２３５系通勤型車両に設置されている防犯カメラ（右上）＝東京都品川区で２０１８年５月１７日午前１０時２２分、竹内紀臣撮影


ドアの上部に防犯カメラ（右上）が設置されている山手線のＥ２３５系通勤型車両＝東京都品川区で２０１８年５月１７日午前１０時２２分、竹内紀臣撮影


山手線のＥ２３１系と（手前）とＥ２３５系車両＝東京都品川区で２０１８年５月１７日午前１０時３４分、竹内紀臣撮影